百名山の記録

No040 飯豊山

飯豊山 2105m 山形県・新潟県・福島県

2016年7月29日〜31日

アクセス途中で胎内市から望む飯豊山脈のシルエットです。

今回は仲間同士で別行動の班を組み、山中で落ち合う計画で縦走します。

1日目は、飯豊山荘登山口から梶川尾根ルートで門内小屋を目指します。

湯沢峰までコースタイム通りの2時間30分で上がりましたが、とにかく急登で早々にバテバテです。

さらに3時間30分登り続けて、ようやく梶川峰に到着しました。

曇りと雨の長時間に及ぶ急登は、大変でしたが、ここから先はやっと穏やかな登り道になります。

ようやく主稜線に上がりました。

雨の曇りの隙間から一瞬の青空と主稜線がかいまみえまます。

灼熱+土砂降り+急登7時間。

梶川尾根登山道は、なんとも長く厳しい登り道でした。

1日目の宿泊地の門内岳避難小屋に到着です。

すっかりガスに覆われてしまった夕刻の小屋です。

仲間が山メシにチャプチェを作ってくれました。

やっと一息。

二日目の朝はかろうじて霞んだ朝日が見られました。

中日は北股岳を経由し、御西小屋を目指します。

北股岳へ向かう朝の登山道はとても穏やかで、お花畑の中を気持ちよく進みます。

門内避難小屋から1時間ほどで、標高2023mの北股岳に到着しました。

なんとか先の山が見えたのもここまでで、天候はまた雲に覆われて雨模様となっていきます。

小雨に対応して、オクトスのツェルトポンチョを着用して歩きます。

登山道には花畑がシーズンを迎えていて、見事です。

飯豊山に咲く星。

絶滅危惧種の花である飯豊山の固有種の、イイデリンドウも見ることができました。

御西小屋に到着し、先に着いていた別働隊の仲間と無事に合流しました。

道中からの雨も上がったので、テントを張って宴会準備です。

偶然、近くに弊社のテントを初めて設営するお客さんが、説明書を見ながらテント設営していましたので、僭越ながらお手伝いをさせて頂きました。

お買い上げ後アフターフォローを現地でしたのは初めてでした。

三日目。

最終日はなんとか晴れ模様の朝となりました。

御西避難小屋のテント場から、飯豊連邦最高峰の大日岳の朝焼けです。

雲海とお花畑の広がる稜線をスタートし、飯豊山を経由して大日杉小屋登山口へ下山します。

飯豊山の山頂に到着しました。

御西小屋から1時間30分程ですが、まるで早朝散歩のように清々しい朝の登山道でした。

本山小屋のテント場です。

本山小屋の横には飯豊神社の奥宮があります。

小屋のテント場には石垣跡のような積み石がありました。

本山小屋からも、おおむね穏やかな稜線歩きですが、岩陵を歩く箇所もありました。

歩いた飯豊山脈の山並みです。

今回の縦走は、仲間との良い夏休みとなりました。

飯豊山を堪能して大日杉登山口に下山しました。