二百名山の記録

No016 暑寒別岳

暑寒別岳 1491m 北海道

2025年7月10日 曇り、晴れ

二百名山遠征の2座目は暑寒別岳。

北海道出身ですが、留萌と増毛へは始めて来ました。

海に浮かんで見えるのは、これから向かう暑寒別岳です。

暑寒別岳の登山口に到着しました。

広い駐車場には数台の車が止まっていて、ほぼレンタカーです。

アクセス道は暑寒別スキー場もあり、快適な舗装路でした。

暑寒別岳に咲く高山植物の写真看板がありました。

出会えると良いですね。

立派な暑寒別荘は、無料で利用できる山荘です。

薪も豊富に積まれていて、良い感じですね。

登山口は暑寒別荘の敷地裏手の庭園先にありました。

緩やかですが地味に登る傾斜の登山道が続き、一合目の道標。

虫の多い山とのことで、防虫対策は万全ですが、一合目の「一」の字に毛虫がたくさん・・・。

小一時間程で樹林帯よりも少々高台に上がりました。

道標が多く、整備も良くされている感じです。

佐上台に着きました。

1時間歩いて300m程しか上がっていませんが、雄大な風景が広がり見え始めました。

広がる樹林の先に、留萌の海岸線と海が見えます。

入口の看板にあったシマケレイジンソウが咲いています。

他にもコウリンタンポポやニガナなど、夏の花がいくつか。

6合目に到着。

雪に歪んだダケカンバが北海道の山らしいですね。

歩いて来た緩やかな尾根の様子が分かります。

なんだか雲が多く湧き始めてきましたね。

滝見台に着きました。

本来なら、ここからは暑寒別岳山頂の山容が見えるはずですが、雲に覆われて見えません。

もちろん滝も見えません。

海も隠れ始めました。

八合目の屏風岩につきました。

登って行くワイドな尾根は見えますが、右奥の山頂部は雲の中です。

屏風岩からはいよいよ暑寒別岳の核心部へ向かう感じになります。

先ずは緩く下って樹林帯をくぐります。

再びハイマツの茂る道から、登ってきた道と海。

山頂から西に伸びる稜線も雲間から見えました。

花畑に囲まれた九合目です。

九合目から暑寒別分岐までは、ほぼザレた登山道になります。

延々と伸びるロープを掴んで登りますが、長いザレ道です。

ようやく山頂部の稜線に上がりました。

ハイマツの広がる広い山頂部です。

ハイマツの中に花々が咲きます。

チシマギキョウは花びらが毛に覆われています。

暑寒別分岐につきました。

ここからは穏やかな高原の道を歩きながら、直ぐの山頂へ向かいます。

青空と雪田が見える気持ちの良い道です。

雪田の周りはチングルマが咲き覆うお花畑がありました。

チシマフウロ

タカネトウウチソウ

雲がなければ、おそらく絶景の花畑でしょう。

山頂部の稜線の美しさは、登ってきた者へのご褒美ですね。

暑寒別岳の山頂に到着しました!

うわさ通りに長い道乗りでした。

ありがちですが、下山時には晴れた眺望で、滝見台からの滝も見ることが出来ました。

脚の痛みに襲われつつも、なんとか無事に復路も楽しみました。

下山後。

夕暮れの海には遠くに天売島が点のように浮かんで見えました。

これにて北海道の二百名山は終了です。

故郷の知らない山々を訪ねる機会を得たられた、良い山行でした。