二百名山の記録

No051 守門岳

守門岳 1537m 新潟県

2024年4月14日 晴れ

今回は二口コース登山口から守門岳へアプローチします。

スタートの冬期除雪終了点。

ゲート手前と、さらに少し手前に数台の駐車スペースがあります。

徐雪終了点からもしばらくはアスファルトの車道を歩きます。

分岐には道標があってその方向へ。

雪の田園風景に、雪解け水の滝がありました。

おそらくこの季節限定の滝でしょう。

融雪の勢いを実感できます。

ここが本当の除雪終了点ですね。

スノープラックとアイゼンを持参しましたが、雪の締まりが良いので、このままツボ足で進みます。

とはいえ、せっかくなのでどこかのタイミングでスノープラックを使いたい。

猿倉橋の分岐に着きました。

この橋から久保礼コース登山口と道が分かれます。

ようやく守門岳二口登山口に到着しました。

長い林道歩きから1時間弱。

ここから山道に入ります。

山道に入ってからは土と雪のミックス。

これは道具の出番はなさそうです。

尾根まで山腹の急登を進む、結構キツイ登り始めですが、春の花にも出会えました。

尾根に乗り上がると、広いブナの林が広がっています。

長い行程の道のりの、やっと十分の1くらいです。

再び山肌に沿った夏道を進むと、雪切れの為に藪で道が閉ざされていました。

仕方ないので尾根に乗り上げる事にしますが、やはり藪漕ぎは変わりません。

蔦や木の枝をロープ変わりにやぶを登って尾根に抜け出ました。

いや、大変でした。

乗り上げた尾根のすぐ、谷内平のポイントです。

夏道を進んでもここに着きます。

山中と思えない雪原です。

谷内平から一転、細く真っすぐな尾根道を大岳分岐へ向かって進みます。

尾根途中の滝見台に着きました。

とても見晴らしのいい岩場のポイントで、休憩にはいい感じです。

道は広い尾根道に変わり、樹林も少なくなってきました。

同じ斜度の登りが長く続きます。

眺望も大きく開けて山頂エリアへ近づいた感じがします。

先には分岐から守門岳へ向かう稜線が見えます。

あと少しが長いですね。

大岳分岐に着きました。

広い雪原に足跡のみで、正確に分岐の地点かは不明ですが、真横には大岳の雄大な姿があります。

東洋一の雪庇と言われている守門岳。

相当に立派だったであろう大岳の雪庇の面影が伺えます。

大岳に背を向け、守門岳方向へ進みます。

山頂はあの立派な雪庇が付いた台地の先にあるので、まだ見えません。

雄大な風景の中、雪庇から距離をとって稜線を歩きます。

大きなクラックもできているので、先行者の足跡を目安にします。

ようやく守門岳の山頂が見えました。

あと少しがまだ長い。

山頂の手前。

本当に、もうあと少しです。

守門岳の山頂に到着しました。

深く長いアプローチでしたが、登頂出来て良かったです。

山頂からは貸切で360度の眺望。

遠く越後三山の山並みが、青く美しく望めます。

隣には浅草岳が間近にあります。

ゆっくり堪能をして、すっかり遅めの下山となりました。

今回は残雪期登山で楽しみましたが、次回はスキーで再訪したいですね。


YouTubeにも守門岳の山行や眺望をアップしています。

よければご視聴ください!